Y2 セカンドキス 忍者ブログ
テレビアニメペルソナ4第12話「It’s Not Empty At All」を見て、悠と陽介に腐ってしまいました。そんなネタでお送りします。BL要素がありますので、お嫌な方は入室しないでくださいね。
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前回の続きを書こうかと思い立ちました。

何せ、もっとしてほしい、この二人。(殴)

ものすごく抵抗感があったはずなのに・・・。

みたいなテイストを目指してみました。



拍手御礼は「つづきはこちら」


縹さん

素敵創作なんて言っていただけて、逆に恐縮です。
どうしても、私の初期段階創作って理由から入ると言うか。
とにかく、どうして男同士で好きになれるのか、ある程度伏線がないと厳しいんですよね。
そのままどんどん行っちゃえとか思うですけども。
ああ、でも、とにかく、読んでくださってありがとうございました。
更新、お互いにがんばりましょう!


































気がつくと、自分が悠に抱きしめられたままでいるのに気がつき、陽介は飛び上がった。
「わわわっ!」
飛び退こうとしたが、悠の腕が思った以上にきつくて、身動きができない。
しかもよく見ると、悠は眠っている。
「悠…」
陽介は、悠の寝顔を見て、胸の鼓動が跳ね上がった。
なんて、他人を引きつける顔だろう。
自分ももう、魅入られているのだろうか。
などとグチャグチャと考えながら、悠の顔を見つめた。


遠くで、ミスコンと文化祭の全日程が終わった放送が聞こえた。今日はこのまま、各自下校で、明日は振り替え休日、明後日に片付けがあるはずだ。
ふと、このまま、ずっと二人でいられたら、と思い、陽介は顔が真っ赤になった。
「違う、そんなわけない」
自分の中に、男と恋愛、という選択肢があるとは思えなかった。
だが、さっき、気を失うか失わないか、くらいのときに、
確かに悠とキスした。
そのことを思い出して、陽介の赤面は止まらなくなってしまった。


「俺、イヤじゃなかったんだ…」


気持ち悪い、とか、あり得ないとか、特に完二を助けに行ったときに、男を好きな男に対しては自分も変態だ、くらいの気持ちで客観視していたはずなのに。
こいつのことは、なんだか、苦しいくらいに、胸をかきむしるくらいに、そばにいたいと思った。
陽介は、そっと、悠の顔に、自分の顔を近づけた。
憎たらしいくらいに、整った顔。
もう一度、試したら、何か変わるだろうか。


陽介は、今度こそ、自分の意思で、悠の唇に、自分のを重ねた。
そっと、そっと。
自分の中にある、熱い思いを込めて。


次の瞬間。
「捕まえた」
悠の目が開かれた。
「わっ」
陽介はものすごく驚いて、後ろに下がろうとしたが、いつのまにか、悠の手が陽介の後頭部に回されていて、
唇が離せない。
「んっ…んぅっ…」
息をも継がせぬ勢いで、陽介は唇を奪われた。
「…っくるしっ…」
何度も悠の胸をたたいて、やっと悠は手を離してくれた。
だが。
「いいんだよな?陽介」
短く、端的に、悠は問う。


俺とおまえは特別な関係になったんだよな。


陽介は自棄になったように、
「負けたよ、おまえには」
と唇をとがらせた。
すると、悠は笑った。
陽介が思わず見とれるほどに、きれいに笑った。
「陽介、好きだよ」
悠の言葉は、陽介の心臓のど真ん中にズシンと衝撃を投げかける。
思えば、最初から、そうだった。
出会ったときも、初めてテレビの中に行ったときも、自分のシャドウと向き合ったときも。
いつも、こいつは、まっすぐに、俺だけを見ていた。
陽介は、ごくりとつばを飲み込んだ。
「俺もだ、悠」


遠くで総下校のチャイムが鳴っていた。
二人は、今更女装のままだったことに気づき、
制服を置きっ放しにしていた2年2組の教室に戻ることにした。
二人をほかのメンバーが待っていた。
「どこ言ってたんすか?先輩」
「もう、全部終わっちゃったのに、先輩と回りたかった」
「鳴上くんたちで行ってたの?」
「これから雪子んちにみんなで泊まろうってことになったんだけど、花村たちもオッケ-?」
てんでに話しかけてくれるが、花村は、いつもの調子が出ない。
「や、悪い、何か、無理」
自分が男と恋愛することになった事実を受け止めるだけで精一杯だった。
「陽介、体調があんまり良くないみたいなんだ」
悠が話し出した。
「え?そうなの?そういえば、ちょっと顔赤い?」
千枝が陽介の顔を見て言う。
「先生、クマ、温泉行きたいけど、陽介のこともちょっと心配クマ」
陽介の様子を見て心配そうに、クマも言う。
「俺が送っていく。菜々子のこともあるから、温泉は行けたら、でいいかな?」
悠は真剣な表情で言った。
「うん、解った。しょうがないよね」
りせも残念そうな表情で言った。


「悠…」
「陽介、悪い…普通は驚くよな」
「いや、もういいんだ」
陽介は、悠の背中にいた。
恥ずかしいと言ったのだが、悠が許さなかった。
「具合が悪いんだから、当たり前だ」
と譲らなかった。りせがうらやましがったが、悠はきれいにスルーして、陽介の家の前まで、陽介をおぶった。
「具合が悪いんじゃないが、環境が変わったんだからストレスに弱いおまえにはきつかっただろ。ゆっくりやすんでくれ」
悠は陽介を背中から下ろして、少し自嘲気味にほほえんだ。
「おやすみ、陽介」
「悠」
陽介は、まだ少しぐらぐらする体をしっかりとたてて、悠に向かい合った。
「大丈夫、俺は大丈夫だ。ちゃんと、自覚した」
陽介はちゃんと悠に応えたいと思い、こう言った。
「陽介…」
悠のほほえみから陰が消えた。
「どうしよう、キスしたい」
「悠?」
悠は惚けたようにぼうっとしている陽介から、あっという間に唇を奪い、そのまま自分の家へ走って行った。
後には、固まったままの陽介がいた。


ぎこちない二人の気持ちは、
それでも少しずつ寄り添っていくが、
それはまた別のお話で。



*+*+*+*+*+*+

あはははは。すごい駄作ですが、
許してください。今、ちょっと二人のキャラも固まっていませんで、
とにかく気持ちだけを追ってみました。
もう少し精進します!


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