Y2 fall in love(1) 忍者ブログ
テレビアニメペルソナ4第12話「It’s Not Empty At All」を見て、悠と陽介に腐ってしまいました。そんなネタでお送りします。BL要素がありますので、お嫌な方は入室しないでくださいね。
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なぜ、私が花鳴ではなく鳴花に落ちたのか。
と言うあたりを、主人公目線で書いて見たいと思います。
支離滅裂にならないように頑張ります。


続きものになってしまいましたので、
どの位書くか解りませんが、続きはまた次の機会に。
何せ、SCCの原稿とダブルでやっておりますんで。


というわけで、読んでやっても良いとおっしゃる方は「つづきはこちら」からお願いします。















今となっては、あの日が分岐点だったと、本気で思う。



登校2日目、俺が電信柱の横にある青いポリバケツに生えている足を見つけた日。


そっとしておこう、という気持ちも沸いたが、助けてあげよう、という気持ちも同時に沸いて、
天秤にかけたら、ちょっとだけ助けるほうに傾いた。
自分でもおかしいな、と思ったけど、俺はポリバケツから足を引き抜いた。
多分、都会にいた時の俺だったら、そっとしておいたはずだ。

だから、多分、あれが、八十稲羽に来て最初の、自分から選んだ行動だったんだ。

中から出てきたのは、人なつっこい笑顔だった。
そして、その笑顔の男は花村陽介、と名乗って、助けてくれたお礼におごるって言ってくれたのだった。
昨日DVDを割られて怒ってた里中が通りがかって、肉はたこやきにレベルダウンしたけど。
だが、こんな風に、特定の他人と関わることが、自分にしてはすでに珍しいことだった。


どうして、だろう。


でも、何となく解ってもいた。
笑顔に邪気がなくて、思わず可愛い、と思ってしまったのが原因だった。


他人に良い感情を持つことって、こんなに簡単だったのか。


転勤を繰り返した両親のせいで、俺は、他人とは深く関わらなくなっていた。
表面上のつきあい以上のことを求めてはいけなかった。その場を離れると解っていたから。
深くつきあうと、それだけ、別れるときに傷つく。
だが、それを言うなら、この八十稲羽だって、1年間の期限付きだ。
適当に周囲とつきあって、成績だけは落とさないようにして、また都会に戻らなければならない。
そう思って来ていたはずなのだ。
なのに、出会い頭から、かぶるはずだった仮面を、花村がたたき落とした。


そう、「しなければならない」より「したい」という気持ちのほうが強ければ、
そっち優先で行動するものだ。


山野真由美というアナウンサーが死んですぐ、花村が好きだった小西先輩が死んだ。
花村は、真実を知りたいと言った。
一緒に来てくれと言った。
俺は、その時、そっとしておこう、とは思わなかった。
俺に現れたペルソナの力は、テレビの中の世界で役に立つこと。
どうやら、テレビの中に入れるのは、今のところ俺だけだということ。
花村が、とても真剣に、俺を誘うから。
なけなしの勇気が後押しをした。


初めて、「こいつを助けたい」という思いが生まれた。


そして、テレビの中に入ったときに、出会った。
花村のシャドウと。
シャドウは、花村の心の奥底にある汚い自分をさらけ出して、花村はそれを拒絶した。
そのとき、俺は戦わなくてはならない、となぜか思っていた。
多分、前にテレビに入ったときに出たシャドウと、同じものだ、と直感したからだ。
花村のシャドウは花村を殺してしまう。それはイヤだと思った。
花村がグチャグチャ考えて、いつまでも自分を否定しているから、つい殴ってしまったりして。
でも、それも、「間違えた」って言ったけど、違ったんだ。
本当は、目を覚まして欲しかったから、あれも花村なんだ、と。
ちゃんと、己と向き合った花村と、シャドウからペルソナに変わった影。


俺はそのとき、きれいだ、と思った。
人間の心が生み出したものだ、とクマは言ったが、そんなこととかはあまり関係なく。
俺は、シャドウからペルソナに変わった光が、花村の中に吸い込まれていくのを、
不思議な気持ちで見ていた。いや、見とれていたんだ。


俺だけじゃなくなった。
ペルソナの力を得たのは、自分だけではなくなった。
その事が、どんなに俺の心を軽くしたか、花村は知らないだろう。


もう、この時にはすでに、
俺は花村陽介を特別な存在だと認識していた。
友人、と呼べる存在が、生まれて初めてできた日だった。



そうやって、俺は、花村陽介と出会った。
彼は都会には割といる、へらへらしている感じの第一印象だった。
多分、都会にいたときの俺だったら、友達にはしたくないはずだ。
だが、俺は花村と一緒に行動する。友人だから。
一緒に、謎を解きたい、と思う同士、第一号だから。
そして、シャドウが言っていたこともひっくるめて、花村陽介だから。


だが、時間がたつにつれて、俺の心は変化していく。


*+*+*+*+*+*+*+*+

とりあえず、ここまで。ということで。
だって、そんなに時間系列がドンドコ過ぎる中ですぐに好きになるか、というと、どうだろう?です。
もともとホモだったら考えますけども、多分、鳴上悠は、男も女も関係なく、陽介が一番好き、なのです。
そういう彼の気持ちを、もう少し書き連ねたいと思います。

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